9月も中旬となったが、晴れた日中は気温が25℃まで上がる日々だ。全国的に残暑が厳しく、この三連休は軽井沢も大混雑!再び別荘に戻ってきた方も多かった。朝晩は17℃前後と、油断をしたらすぐに喉を痛めてしまうような冷気が窓から入ってくるが、それでも日中暖められた室内は24℃と快適。もちろん、薪ストーブを焚く必要もない。自然光と、この時期にしては暑すぎる陽気が、ゆったりとした時間をもたらしている。
しかし、薪ストーブを焚く日々はもうすぐそこまで来ている。いま、子供はつたい歩きとハイハイを謳歌中。壁や床を照らす光が面白いようで、太陽が雲間から出たり入ったりを繰り返す時などは、”白く動く光”に手をかざして遊んでいる。その姿を背後で見守っていた私は、これまで味わったことのないような不思議で優しい感覚になり、ひとり感動してしまった。この世に命を得たばかりの小さな子供が目にするのは、初めてのものばかり。この感動こそ、大人には必要だったのだ。
忙しくなる前に、増え過ぎたものの整理整頓を進めよう。薪ストーブを焚くということはつまり、家族がもうひとり増えるようなものなのだ。