2013年8月28日水曜日

身近なバケットだったけれど

以前から食べてみたかった東京 ヴィロンのバケットを、旦那さんが買ってきてくれた。ずしりと重くて、小麦の香りもよい。さすがは有名店だけはあるな、そう思っていた。

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が、口に運ぶとそれほど感動がない。パリの味を思い起こさせるには充分なのだが、私の中では不思議と一番にはならなかった。普段から口にしているharutaのバケットやLocal benchのパンのレベルの高さと言ったら…。信州の地粉を使い、天然酵母でじっくりと粉の旨味を引き出してゆく。この辺りには、そんなこだわりを持ったパン屋が幾つもあることに、改めて気づかされた。

軽井沢は恵まれていると、また最近感じるようになった。最大の理由は、今月号の家庭画報の特集にあるように、軽井沢がこの国有数の”避暑地”であり続けていることだろう。都会らしいセンスが土地のものと接し、融合する機会が他県より多いようにも思えるのだ。

一見、のんびりとした暮らし。だが、この地で送る毎日は東京にいた頃よりも刺激的だったりする。

2013年8月21日水曜日

洗濯に向いた素材を探して

連日の暑さと、日を追うごとにアクティブになる子供の存在。この夏の日々を、一言で表現して欲しいと言われたなら、私は”洗濯”と答えるかもしれない。

どんなに薄手でも、コットンをこの夏ほど厚いと感じたことはなかった。毎日のワードローブは、リネン(亜麻)かシルク。シルクのタンクトップはあまりの着心地の良さに、まるで制服のようにヘビーローテーション。ドライクリーニングに出す暇などないので、洗濯は自分で。はじめのうちは丁寧に手洗いしていたが、次第に洗濯機のドライマーク洗いとなり、今では他のものと一緒(押し洗い)になってしまった。度重なる洗濯でさすがにくたびれてきた、そのタンクを手に取る度に、この夏の過酷さを感じずにはいられない。

洗濯をすればするだけ生地はごわごわになり、着れば着るほど黄ばんでゆくもの。これが一般的な考え方だ。しかし、リネンは違う。まず、普通の洗剤だけでびっくりするほど汚れ落ちがよく、繰り返し洗う度に生地が柔らかくしなやかになってゆくのがわかる。そして、白いものは使い始めよりさらに白くなってゆくのである。

いま一番のお気に入りは、三重の天然素材工房 jikonka さんがデザインした、繊細なリネンのチュニックとスカート。

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大人が着るより、外遊びが大好きな子供にこそ着せたい!そんな条件がリネンには揃っていると思うのだが...。リネンの本場ヨーロッパではベビー服に多用されているのに、日本ではまだまだ少なく、あったとしてもとても高いのがネックだ。

洋裁の経験はないけれど、南インドに暮らす友人が子供にプレゼントしてくれた、薄手のコットンのたっぷりとしたパンツのなんと履き心地の良いこと。ウエストにゴムが入っているだけのシンプルなデザインが、さすがは暑い国と思わせる。肌にぴたりとせず、風を通すことで生まれる涼感を大事にしているのだ。子供服ではなぜか不思議と(日本はこれだけ熱帯化しているにもかかわらず)見つからないので、この機会に、気に入ったリネンの生地で何枚か作ってみようと思っている。

 

 

 

2013年8月20日火曜日

根っこのちから

朝から雲が広がって、蒸し暑いながらも幾分過ごし易くなった今日の軽井沢。昨夜は、ちょっとした夕立があり、庭の木々も建物もホッとした様子だ。

短い夏の間は花を買うことを止めて、庭から花材を調達。室内のいたるところに植物を生けて楽しんでいるが、室温が高くなると、やはり花瓶の中の水も濁り易くなるもの。水が濁れば当然植物の元気も損なわれ、わずか数日で無惨な姿に...。花もちを良くする薬品も市販されているが、私のおすすめは身近な”根の力”を借りること。庭の水辺鉢の水が透き通っているのは、”根のついたままの寄せ植え”を沈ませているからなのだ。

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玄関を飾る鉢植えから、増えすぎたアイビーを間引いて、リビングの花生けのなかにそっと忍ばせてみる。アイビーは強い植物だ。すぐに白い根を何本も出してくる。

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今日は、庭で目立ちはじめた水引の赤と、種になりつつある山紫陽花を生けてみた。さりげなく、いい仕事をするアイビーを絡ませて。お盆を過ぎて、例年ならグッと秋めいてくる軽井沢だが、今年はまだまだ瑞々しい緑が似合う。

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2013年8月19日月曜日

ふぞろいの桃たち

知人が、沢山の桃を届けてくれた。大きさや形がふぞろいで、自然のままに育ったような、それがかえって私には新鮮。

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「消毒も一度きりで、摘果もしていないのでお恥ずかしいのですが、お料理に使ってください」とのこと。しかし、食べてみたら、特別な甘さはないものの、しっかりと”おいしい桃”なのである。日本の果樹栽培のレベルの高さを感じてしまった。

信州の夏は、豊かだ。露地で育つ野菜は、日中の強い日差しと朝晩の気温差。それに霧を浴びて、野菜本来が持つポテンシャルをこれでもか!と私たちに見せつけてくれる。

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生まれて初めて食べた、そうめん南瓜。包丁で二つに割ると、種を囲むようにして麺状の繊維質が現れた。そのまわりが上の写真だ。瑞々しさとほっこりとした上品な甘みが新鮮!冷蔵庫でしっかりと冷やしてから、ナッツ(松の実、南瓜の実、クコの実)を添えて、塩とオリーヴオイルを合わせて食べてみた。これは、美味しい!!夏の間だけの南瓜ということなので、もう少し食べてみたいと思う。

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お隣のピーナッツ型をしたものは、魅惑のバターナッツ。で、奥のまあるいのはズッキーニだ。ズッキーニはグリルして食すことの多い私だが、採れたて新鮮なら、乱切りにして生のままを塩・胡椒・上質なオリーヴオイルでパクリ。南相木村の村長夫人が教えてくれたこの食べ方が、びっくりするほど美味しい。

毎日の豊かな食材の甲斐があってか、我が子は野菜・果物が大好物の子に成長している。今日のお昼などは、蒸かしたとうもろこし(ハニー・ショコラという甘さの強いもの)を握りしめながら、うたた寝をはじめてしまったほどだ。

明日は、バターナッツを使って冷製スープを作ろうと思う。これがまた、病みつきになる美味しさで…。まだまだ昼間は厳しい暑さだが、続々と登場する野菜を前にすると、ついつい下ごしらえに取りかかって汗まみれ。そんな多忙な日々を送っている。

2013年8月16日金曜日

女性はやっぱり買い物が好き

ご近所さんに誘われて、旧軽で開催されているというガーデンセールに行ってきた。木村硝子さんが主催するイヴェントで、場所は木村邸って?。そう、”社長の別荘のお庭で”なんですね。さすが旧軽、できることが違う。

なんでも、もう何年も続いているガーデンセールで、毎夏これを楽しみに軽井沢の家を訪れる方も多いと聞く。もう衝動買いはやめようと思いつつも、一度は欲しいと思った素敵なものが破格で売られていては、財布の紐は緩むばかり。

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結果的に、またまた食器やリネンを増やしてしまったが、次第に涼しくなり、薪ストーブで暖をとる秋の夜長がやってくると思うと、この器にはどんな料理を盛ろう?グラスは?合わせるマットやナプキンは?生ける花は?などと心が浮き立ってしまう。いいものを安く手に入れること。女性はこういうことに、とことん弱い。

 

2013年8月15日木曜日

静かなキッチン

ここにきて、一日の気温差が開いてきたようだ。最高気温29度、最低気温19度という具合いに。何よりも、頬を伝わる風に”山”が感じられるようになったことが嬉しい。まだまだ昼間のうちは、肌がじりじりと焦げるような強い日差しが照りつけているが、ここまで来れば大丈夫。今日は、家の中にいても、東西南北から静かに流れる涼風が見えるようだ。BGMを掻き消すような蝉の合唱も、短い夏を謳歌するに充分。

一昨日までが、本当に暑い日だったので、私はお昼ご飯を作るのを完全に放棄していた。まだ過ごし易い9時前に、野菜と肉のグリルを焼き上げてしまう。これが昼食。夏野菜はシンプルに料理するだけですこぶる美味しさだし、何よりオーヴン調理は手離れがよいから好き。

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前日からマリネしておいた豚のスペアリヴと適当な大きさにカットしたじゃがいも(キタアカリ)、たまねぎ、ししとうを並べる。肉と野菜から互いの旨味が出るので、余計な調味料は要らない。塩をふり、ひまわり油をたっぷりとまわしかけたら、300度に熱したオーヴンで約30分。

焼き上がったところで、ピーマンと間違えて買ってしまった信州産の激辛”ハラペーニョ”をグリル。まだ熱いうちに瓶に入れてオリーブオイルで漬け込むこむことにした。爽やかな辛さは、パスタや焼きそば、チャーハンなどに合うことだろう。

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軽井沢も、本当に暑くなってしまったなぁと思う今日この頃。ノースリーブの枚数が、年々増えているのは気のせいではなさそうだ。

さて、今日はお盆の最終日。13日が迎え盆で、15日の今日を送り盆と言う。スーパーにも仏壇用の献花が並び、どこからともなく線香の香りが漂う。子供を連れ立って夏の旅行に繰り出す家族が多い時期ではあるが、日本人なら、ご先祖様や亡くなった人の顔がふとした瞬間に思い浮かぶ。そんな時でもある。

2013年8月13日火曜日

国内最高気温を更新

朝から多くの人で賑わう軽井沢だが、昼間は30度を超える暑さだ。都心より過ごし易いことは確かだが、日差しは強く、さすがに身体にこたえる。今日(12日)は、熱中症で病院に搬送されるニュースが全国的に止まらないので、この暑さ尋常ではないなと思っていた。すると、四国で41度を記録したというではないか。悲しいかな、日本の熱帯化は加速しているようである。

今日も我が家のリビングは、外気温とほぼ同じで30度を超えた。一番過ごし易い和室に送風機を置いて、北側の掃き出し窓から風を取り込む。だが、晴天で屋根全体が熱くなり、それが断熱材で保温された状態なので、日中の間をここで過ごすことは、まさに耐暑訓練だ。こまめに外へ出かけ、歩く場合はできるだけ日陰を歩き(あちこちに行きたがる子供相手だと、これが一番難しい)植物を眺めたり触れたりして気分転換!これが、クーラーのない我が家の熱中症対策。

しかし、夜の8時を過ぎれば、肌がひんやりと冷たくなるくらいの気温に。保温された室内が冷えるまでにはそれから数時間を要するが、早朝の気温は20度を切り、10度代まで下がる日もある。だから、眠りにつく時にどんなに部屋が暑くとも、窓はできるだけ閉めること。これが、明け方に入れ替わる冷気で喉を痛めない秘訣だ。

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今宵は、子供が眠りにつくまでの熱さ凌ぎのために白糸の滝まで出掛けた。ライトアップされて、いつもとは表情の違うユニークな湧き水のカーテン。ここも、涼を求める人でいっぱいだった。

 

2013年8月11日日曜日

高地の夏模様

軽井沢から最も”空”に近い場所と言ったら、ここ。

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標高およそ2000mの高峰高原だ。ここに来るといつも思う、花の鮮やかさが下界とはまるで違うと。

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アサマフウロやマツムシソウは、今が盛り。

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パイオニアプランツのヤナギラン。

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これは、なんと言ったかな?

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アサマ2000スキー場の斜面もこの通り。夏色一色!

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天然の落葉松林が醸し出す、強さとしなやかも垣間見えて。

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ワレモコウが咲き始ると、秋がぐっと近づいてくる。そんな気がしますね。

2013年8月10日土曜日

ここだけは、いつも...

大型連休前のセゾン現代美術館。

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町がどんなに熱くなっても、ここはいつも空気が違う。浅間山を背に、広大な敷地のなかを小川が流れるという、優雅さがすてきだ。グランドカヴァーは芝生。だが、よく見るとハルニレの根元だけは、見事なまでに苔むしていることがわかる。土地の色を持ちながら様々な美が混在するこの庭こそが、モダンアート。

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ここは、私の大好きなサラシナショウマの群生地でもある。秋の日差しに照らされて輝く白花が風に揺れる日は、そう遠くはない。

2013年8月7日水曜日

真夏のスイーツ

明け方の気温が20度を切るようになり、山萩やミソハギのピンク色がポツリポツリと見えはじめた軽井沢。山百合の香りが微かな風の乗って、静けさに華を添えている。

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なんでも今日からは、全国的に猛暑になるのだとか。暑い日にはスパイシーなものを自然と身体が欲するが、ガツンと甘いものも良いことを、6月の沖縄旅行が教えてくれた。

昨日から、ホテル ブレストンコートでスイーツ博が開かれているという。この催し物はかれこれ8回目になるが、どういうわけか一度も行ったことがなかった。今はじっとしていられない子供と一緒なので、イベントに参加したりラウンジでゆっくり寛ぐなんてことはできないが、特別にオープンするパティスリーで買い物。これだけでも行く価値はある。

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エントランスのマカロンアートに、思わず手が伸びる我が子。これは大変なことになりそう。

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浦和にあるという、パティスリー アカシエのショーケース。いろいろ見たけれど、リュベロンと名のついたブルーベリーとラベンダーのスイーツに完全にノックアウトされた。凄いな、この色、この質感。モダンアートの域。

高原教会の中庭には、鮮やかなパレットや大きなマカロンのオブジェが。それらが木漏れ日を浴びて、キラキラと輝いていた。

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自宅に戻り昼食を済ませると、子供は今日の暑さから逃れるかのようにスヤスヤと眠りについてくれ…私に至福のティータイムをくれた。

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 一番奥の、スイーツ博の為に作ったというババッチャ(ラム酒、黒糖、抹茶のハーモニー)をいただく。お酒も甘さも妥協なしのパワフルなスイーツだったが、色合いが綺麗で、日本人パティシエのセンスと技術の高さを感じる。

今日で我が子は一歳6ヶ月に。目覚めたら、ブレストンコートの風味豊かな枝豆のモンブランを一緒に食べたいと思う。

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お盆休みに入ると、道路が混雑して身動きが取れなくなるので、この時期のイベントはとても嬉しく感じられた。夏の軽井沢ってやっぱり楽しいな!都会的なセンスが至る所に垣間みれて。これで教育面が充実してきたら、ほんとうに言うことなしです。

2013年8月6日火曜日

繭つながりで...

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先日、蜂の家を代表するお菓子”まゆ最中”をお土産にいただいた。繭を象った五色をお茶請けにいただいていたら、「そうだ、富岡製糸場へ行こう!」という気分に。

富岡製糸場と言えば、群馬県が世界遺産への登録を進めている歴史的建造物。お恥ずかしながら、私はまだ行ったことがなかった。場所は、工場としては圧倒的な存在感を放つ景観が有名なTOHO ZINCの裏手。遠目に眺めるだけだったこの工場に近づくことができるなんて、思ってもみなかった。

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富岡の静かな商店街に入ってゆくと、製糸場へのアクセスが便利な駐車場がたくさん。工場内に駐車スペースはないので、みな手前に車を停めて製糸場まで徒歩で向かうのだった。

私は、まず赤茶けたレンガ造りの建物の大きさに圧倒された。広い敷地内には繭を保管させるための倉庫や繰糸場があるのだが、建物の長さは100m超え。しかも、およそ工場とは思えぬ和洋折衷の建築美だ。内部に入ると、それが木組みによる建物だということがわかり、またまたびっくり。1872年(明治5年)、明治政府が官営の器械製糸場として設立。後に民営化され幾つかの会社に引き継がれたが、日本国内の養蚕・製糸業を世界一のレベルまで牽引してきた。

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群馬県の、特に松井田町のあたりでは、中二階の木造家屋が多く見られる。だから、このあたりはかつて養蚕が盛ん”だった”のだろうなと思っていたのだ。では、今はどうだろうか?自分が袖を通しているシルクの衣装のほとんどは、インドやタイから来たものだ。調べてみると、現在、日本国内で操業している製糸工場はたったの2カ所!ということがわかった。ひとつは、今も養蚕が続けられていることが風景からも伝わる松井田町の碓氷製糸。もうひとつは、山形県酒田市の松岡という会社だ。

そういえば、国産の繭として希少な”新小石丸”という名を思い出した。この上質な反物の生まれる場所が、松井田だったとは...灯台下暗しである。私の同級生にも、繭という字を使った子が何人かいる。日本における養蚕は、つい半世紀前まで国をあげた政策だったのだ。

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繭を製糸したものが絹(シルク)。近年、私たちの暮らしに化学繊維は欠かせないものになっているけれど、もしかしたら、天然の繊維が持つ素晴らしい性能には勝てないのかもしれないと感じる、今日この頃。毛、麻、綿、そして絹。私のワードロープからポリエステルが徐々に消えつつあることに、最近気がついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が

2013年8月5日月曜日

薪ストーブの夏模様

いまは、一年のうちで、これ以上はないというほど緑の濃い時期。ツル性の植物も元気いっぱいだから、ちょっと油断をしていると大切な木に絡みついて、取り外すのに手間取ることもしばしば。しかし、散歩の最中に見るツル性の植物の姿は実に魅力的だ。むかご、ツタウルシ、山葡萄などなど。

炎とはまだ無縁の薪ストーブの周りは、観葉植物の特等席だ。ストーブトップに楕円の黒いトレイを置いて、ステンレスのワインクーラーに庭の緑を生ける。ゲストの多いこの時期は、このように常時グラスを並べているので、涼感も演出できる。

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これは山葡萄の葉。こういうものがイミテーションではなく、生きた葉であることが夏の山暮らしの醍醐味。

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ご近所さんも、めまぐるしくゲストが訪れて賑やかな日々を送っている。急遽、夕食をご一緒に!なんてことは、ここでは日常茶飯事。予定がなければ快く受け入れる。

ある日の差し入れは、新鮮な野菜(ズッキーニ・満願寺とうがらし)ときのこのグリルと、フランスのスパークリングワインにチーズ。お気に入りのオリーブオイルと塩を持って行くと、何かと重宝し会話もはずむ。

2013年8月1日木曜日

インターナショナル

今日は、ロンドンからフランス人ファミリーが遊びにきている。旦那さんは著名なミュージシャンのマネージャーで、富士ロックフェスティバルの為に来日した。私のつたない英語とフランス語で何とかコミュニケーションをとるが、そもそも母語が違う子供たち同士の方が、スムーズに意思疎通がはかれているから頼もしい。

夕食に、緑いっぱいのサラダを丹誠込めて作ってワインを傾けたら、出会ったばかりだというのに一気に言葉の壁が崩れていった。やっぱり、食事には魔力があるのだと思う。

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しかし、自分が親となった今、日本人の英語力を何とかしないと!と痛感。世界の共通言語を空気のように使いこなせるようになったら、どんなに楽になるだろう。