2014年6月24日火曜日

夏の訪れ

季節の変わり目に体調を崩すことが年々多くなり、子供の風邪がいとも簡単に自分にもうつるようになってしまった。しかし、そうして痛感するのだった。身長が100センチにも満たない小さい身体で、この辛い症状に耐えていたのかと…。山の天気は変わり易く、めまぐるしく変わる気圧が偏頭痛を呼ぶ。これこそが、私がいま最も恐れている事態なのだが、最近の雲とうまく付き合う方法がなかなか見つからないでいる。困ったな。

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軽井沢を望む絶景ポイントとして紹介したい、オナーズヒルからの眺め。

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こちらは高遠鹿祭りの帰りに初めて立ち寄った、蓼科第二牧場。こんなに空に近い場所で、牛や馬が放牧されているという不思議。小さい頃から馬(サラブレッド)に触れて来た私だが、いま見てもやはり美しすぎる動物だった。

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ルオムの森で出合った素敵な焼き菓子の上に、はらりと虫食いの葉っぱが舞い落ちた。

信州は夏になりました。

2014年6月12日木曜日

思い出をかたちに

ハルゼミの大合唱が鳴り響く朝の森は、植物の発する香りと土の匂いでむせかえるようだ。その日は梅雨の最中でありながら珍しく朝から陽射しに恵まれ、子供を送り出す気持ちも晴れやかだった。いつものように園に着いて、衣類が満載された大きなダッフルバッグを、タープの張られた木の台の上に置く。「今日のランチは何かしら?」と黒板の文字を読んで…すると、なにやら木々の葉でデコレーションされたケーキのようなものが鎮座しているではないか。今日はここにいる誰かが誕生日を迎えることを、こうして親も自然と知ることになるのだった。

私がそのケーキを覗き込んでいる間、ひっきりなしに少し大きな子供たちがその場をおとずれ、得意になって何かを入れ(飾り)始めた。蝦夷ハルゼミの抜け殻や木の実を持って。

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親は送り迎えをしているだけなので、その日の誕生会がどのように行われ、自分の子がどんな様子で参加したのかはわからない。だが、数日経った今日のこと。レゴブロッグを無心になって積み上げて、「じゃーん!」と完成の合図。そして、一本だけ伸びた蝋燭のようなものに向かって「ふぅ〜」と思い切り息を吹きかけたではないか。これが、彼らしい誕生会の再現。

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いまは、森に入りスイカズラの甘酸っぱい実を見つけて食べることを、無情の楽しみにしていると聞く。毎日新しい遊び方を見つける子供の感性は刺激的で、私自身の若返りにも一役買っていると感じる今日このごろ。

2014年6月11日水曜日

剪定の おまけ

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昨日の晴れ間は嬉しかった!洗濯物もよく乾いたし、珍しく子供が昼寝をしてくれて、その間に私は庭木の剪定をすることができた。

そして、剪定にはこんなサプライズも。漆塗りの大きなワインクーラーを花器にして、ヤマボウシの大ぶりな枝を投げ入れる。勢いのある山の樹は、ただそれだけで様になる。

2014年6月9日月曜日

小さな花の前で...

今日も梅雨空の軽井沢。鬱蒼とした緑にヤマボウシやガマズミの”白”が加わって、それぞれの葉の表情を生き生きと照らすようになった。どの世界でもそう、白がなければね。

梅雨時の束の間の晴れ間は、ひとを外へと誘うようだ。家の前の通りでひとりふたりと、ある花の前で立ち止まる。石垣からすっくと咲く、紫色のオダマキの前で。

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この花は、真正面より後ろ姿がいい。宿根だけでなく自然と種がこぼれて、そこから発芽することも嬉しくて。来年もまた、私たちの目を楽しませてくれますように。

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玄関までのアプローチまわりの植栽も、ここにきてぐっと高さが出て賑やかになってきた。大好きなトラノオの白が、この眺めに加わる日も間近。

2014年6月2日月曜日

この時期だけの...

今日も朝からいい天気!少し前までは鳥の囀りで目覚めていたのに、いまは虫の音に起こされる感じだ。鳥と虫たちのいい関係が、今年も始まった。

山の樹が沢山の花を咲かせて、その花粉で家の中も外も真っ黄色!これにはちょっと困るけれど、これ以上ないというほどの清々しさと引き換えだもの。寛大な気持ちで夏を謳歌したい。

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摘みたてのハーブで淹れる香り高いハーブ ティーもこの時期だけのお楽しみ。イエナグラスには、ハーブを味わうためのカップ&ソーサーもある。ワイングラスのように大きくて、ステムの代わりに持ち手をつけたようなデザインが秀逸。