2013年3月27日水曜日

今は、料理が楽しい季節かな

暖かくなったのも束の間。ふたたび、日暮れ前から薪ストーブを焚く忙しい日々が戻ってきた。

梅に桜に辛夷や菜の花、水仙と、日本各地が柔らかな春の花々と新緑に包まれてゆく3月だが、ここ軽井沢はまだまだ冬枯れの景色。だから今は、軽井沢にはない春らしい食材を料理する時間が何よりも楽しい。

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京都の菜花と、北海道厚岸のあさりを使って。マシャレリのパスタは柔らかめに茹でても美味しいので、親子で同じものを食べる。                

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2013年3月25日月曜日

人生を変えるスーパー

肌寒くなった土曜日は、再び秋間梅林へと車を走らせた。一度目は咲き始めの早い紅梅を目に納め、「また来年くればいいや」と思っていたのだが、この梅林をきっかけとして高崎方面へ繰り出すのが楽しくて仕方がなくなっていた。その理由は、高崎市箕郷にあるスーパー”まるおか”に立ち寄ること。知人から教えてもらったのだが、実際に行ってみたら、なんと魅力的な商品の多いこと!多いというより、そこにあるすべてが妥協のない本物で、小さな売り場の隅々までを見て廻っていると、まるで小旅行をしているような気分になれるのだった。

軽井沢を、”暮らす土地”として相応しいと感じた大きな理由のひとつが、スーパー ツルヤの存在だった。今でも、ツルヤは我が家の暮らしに欠かせない、大切な大切な場所に変わりはない。

その上に、まるおかが加わったのだ。キャッチフレーズは、”健康を考えるおいしさ”専門店。子供ができたことで、食についてより深く広く知りたいという欲求が芽生えた矢先に、出合うべきして出合ったお店。

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群馬 山口農園の あいこ。これほど美しく美味しいトマトを作る方がいるとは。

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爽やかなレモンイエローに惹かれて籠に入れた、愛媛 和田農園の”はるか”は、市場に出回らない珍品種。糖度18で優しい味わい。

 野菜や果物も素晴らしいが、魚介類も必見。本マグロの”ハラミ”に運良く出合えた日もある。

お惣菜で有名なお店だけど、手作りの握り寿司も圧巻の美味しさ!ネタ、シャリ、すし酢、木樽仕込みの醤油にわさび抜きと、店主丸岡さんのこだわりが凝縮している。

さぁ、次回はいつになるだろう?ちょっと遠いので頻繁には行けないけれど、食の旅はきっと尽きることがない。ここは、間違いなく人生を変えるスーパー。

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2013年3月19日火曜日

春を超えて

今日は、汗ばむような陽気となった軽井沢。最高気温はなんと20度!小春を通り越して、一気に”初夏”が訪れた。

午前中に旦那さんを駅まで送り、そのままプリンスのアウトレットへ。よく手入れされた広い芝生は、どこで派手に転ぶかわからない我が子にはぴったりだ。彼のポロシャツを見つけようと思って来たのだが、週明けは品薄で気に入ったものが見つからない。結局、自分の胸元を飾るスワロフスキーのネックレスを衝動買いしてしまった。これも、タートルネックばかりを着てきた反動だろう。

庭から根雪が消えた。今夜も薪ストーブは不要なほど、室内は暖かい。

春といえば、あさり。北海道厚岸産のものをフルーツトマトとネギを加えて蒸してみたが、塩だけで抜群に美味しくて。

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2013年3月13日水曜日

美味しいの次は...

春が旬の果物と言えば、いちご。噂を聞いて、発地にある”軽井沢高原いちご”へ出かけた。無農薬の野菜は多くなったけれど、無農薬の果物はまだまだ少ない。

こちらは紅ほっぺ。瑞々しさが売りの品種だろうか。見た目の赤より甘さは抑えめだったが、摘みたてはやはり香りが違う。

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日本全国の、いや、世界じゅうの美味しいものが容易に手に入るようになった今、私たち消費者が求めるのは、きっと”安全”なるもの。少々割高になっても、納得できる商品がもっと増えてくれたら嬉しい。

例えば、先日群馬の高級スーパーで見つけた、平田牧場の化学調味料無添加のポークウインナー。加工品を買わずに、すべて自分で調理するのが食の安全への近道なのだろうけど、こういったものに助けられる時もある。

2013年3月12日火曜日

山里の梅

ろうばいの郷に続いて、秋間梅林へと梅を観に出かけた。先週は20度近い日もあったので、咲いていたらラッキー。

軽井沢を”降りて”よく感じることのひとつが、下界には常緑樹の艶やかな緑が多いことだ。秋間梅林もそうで、入り口は緑のトンネル。そこを抜けて、小高い山の頂上を目指して車を走らせてゆくと急に視界が開けて、”青空と梅の樹と茶屋”という不思議なエリアが現れる。

開花状態は、紅梅が満開。白梅は咲き始めといったところだが、花は蕾が多いときが好きな私にとっては見頃とも言えた。秋間梅林へ足を運んだのは、なんと今回が初めて。梅林そのものの歴史もありそうで、静かな山里が一年で一番華やかになる、まさに晴れ舞台を、これからは子供と一緒に毎年眺めていきたいと思った。山里の素朴さが味わえる、素晴らしいところ。

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2013年3月7日木曜日

宝探し

車通りのほとんどない、お気に入りの散歩道も雪融けが進んだ。雪と氷の中間のような足下には、懐かしい自然が隠れていた。

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歩いていると、近くに小川でもあるかのような生き生きとした水の音が聴こえてくる。大きな別荘の屋根にしぶとく張り付いていた雪や氷が、水となっていつまでも地面に落ちてゆく。氷点下になるまで、この”春の音”は鳴り響く。

今日は春の訪れを確信した一日だった。

 

2013年3月2日土曜日

昨日は10度近くまで上がり、天気は曇りのち雨。屋根の上に居座っていた根雪を根こそぎ落とすには、充分な条件が揃った。しかし、曇り空で日差しに乏しい室内は底冷えだ。だから、こんな日は思い切って遊びに出てしまう。向かった先はお隣の群馬県。ご当地グルメに舌鼓を打つのも楽しい。

まずは、道の駅横川のおぎのやでランチ。続いて、松井田のろうばいの郷へ。どの樹もほとんど満開で見頃は過ぎていたが、辺り一面を満たした黄色い花の香りは圧巻だった。

今から10年近く前だろうか?有笠へロッククライミングに通っていた頃、帰りにこのろうばいの郷へ立ち寄ったことがあった。しかし、そこに植えられた樹々はまだまだ苗木といった感じで、かわいらしいものだったことを思い出す。近くには秋間梅林という梅の名所もあるのだとか。同じ”梅”と言っても、ろうばいと梅は全く別物で、ろうばいは、春一番に山肌を彩るアブラチャンやダンコウバイのようなものだ。

花という花がほぼ同じ時期に咲いてしまう軽井沢に暮らしていると、こうした段階的に咲く樹の花を順々に見たいという衝動にかられる。

帰り道の下仁田では、蒟蒻のまるへいへ。てのし蒟蒻が最高に美味しい。

春に触れた翌日の今日は、一転して冬らしい寒さが戻ってきた。最高はたったの1度!だが、お日様の力はすごいな。リビングはたちまちサンルームに。今日のランチは久しぶりに南ヶ丘のGOTETSUへ。ワインに合う前菜が嬉しく、黒オリーブの入った自家製パンも美味だった。

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子供もいろいろなものが食べられるようになってきたので、いい食材を美味しく料理してくれる、かつ気軽なお店の存在が嬉しい。