Bone conduction life 軽井沢おいしい暮らし
生活のベースを軽井沢に移したら、毎日をじっくりと生きるようになった。
徒然なるままに感じた、日々の記録。
2011年9月22日木曜日
速かった台風15号
時速55キロというスピードで、日本列島を直進していった台風15号。暴風雨のために、ここ軽井沢も一時はどうなるか?と思ったが、目立った倒木もなく今朝はホッとした。
シンボルツリーであるニレが、少しは痛めただろう枝葉を、日差しで治療するかのように広げはじめて。
暫くすると、リビングにも秋の日差しが届いた。ふと目をやると、昨夜からテーブルの上に飾っていたフウセンカズラの実がはじけているではないか。山繭の糸のように美しすぎる羽よ、黒い種をどこまで運ぶ?秋は旅の季節でもある。
2011年9月14日水曜日
午後4時の散歩
強い日差しを避けるようにして過ごす日中も、午後3時をまわれば日は急速に傾き、窓から室内に忍び寄る光も流れ込む風の質までもが、ガラリと変わる。この時期の軽井沢は、滞在する時間帯によって、とても同じ一日とは思えないこともある。
午後4時を前にして、散歩に出た。林床を照らす西日は眩ゆく、サングラス無しでは立ち止まってじっくり凝視することも難しい。彼らは、近い将来、この雑木林を構成するコナラの子供たちだろう。
そよ風になびくススキ。ザワザワと秋の音が聞こえてくる。
2011年9月7日水曜日
なんて綺麗な光だろう
今日は、昨日にも増して素晴らしい秋晴れとなった。日差しは強く、空気はカラリ。それでいて流れる風はひんやりと冷たい。
私は、この時期のシャープな光とそれが創り出す深い影がとても好きだ。心底惚れてしまっている。リビングの、透明なガラステーブルの上に飾った花に光が触れる。この世のものとは思えないほど輝いて。
映画もいつしかモノクロームの世界が好きになった。きっと、ここでの暮らしが、光と影が生み出す本質的な美しさに気づかせてくれたからではないかと思っている。
車窓から
秋晴れという言葉がピッタリだった昨日。カラリとした空気が辺り一面を満たしてゆくことが嬉しくて、電車に乗った。車を運転することも好きだが、運転から開放されて車窓から思う存分 景色を眺めることのできる列車の移動は、格別のものがある。
浅間山もこの通り。まだ裾野は緑色で夏山の風情はあるが、空は紛れもなく秋。日本人なら誰もが、今日の眺めから秋を連想することができるだろう。きっと、これは素晴らしいことだ。
電車から降りると、蕎麦の真っ白なお花畑が広がっていた。味覚の秋は、もうすぐそこまで来ている。
2011年9月2日金曜日
一夜にして色づく
最低気温は20度を下回るようになった。朝、目覚めて外の景色を眺めると、ヤマボウシの実が幾つも赤く色づいていてびっくり!ここでは、いつの季節も突然だ。
昨年の夏はラ・ニーニャ現象の影響もあって猛烈な暑さだった。そのせいで、この暑さが峠を越したらば少しはノースリーブ以外のお洒落をしたいと、シフォン素材の半袖シャツを買いにいったものだ。だが、それも結局、秋を通り越した突然の冬の到来に、着る機会を逸してしまった。
一年もの間、袖を通すことのできなかったそのシャツをハンガーにかけ、壁に吊るしてみる。今年の場合は、まだ着る機会はあるだろう。そう、信じて...。
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