2004年9月4日土曜日

有笠でクライミング ムササビの訪れるわが庭

ここのところ台風が立て続けにやってきて、不安定な天気が続いている。
今日だけは晴天が期待できそうな予感。
ということで、群馬県中之条にある有笠山へクライミングにでかけた。

暖傾斜の岩は連日の雨でしっとりと濡れているが、前傾壁は問題ない。
1週間ぶりであったが、佐久の岩場でのトレーニング(朝れん)が効いているのだろう。
想像以上に体が動いて、可能性を感じる登りができたと思う。
これからの季節は岩のコンディションも良くなるから、今年の目標をクリアするべく頑張りたい。

心地良いクライミングの疲労感に包まれた夜、我が家の庭にムササビのカップルが現れた。
キーキーという高い声で相手を呼びながら、唐松林を自由自在に飛び回っている。
白いマントが星空を舞う姿を想像してほしい。彼らと同じ環境で暮らしていることを幸せに思う。


ムササビ夫婦




2004年9月3日金曜日

浅間山 噴火しても愛着あり

噴火から一夜明け、静けさを取り戻しつつある軽井沢。
しかし、TVをつければ噴火関連のニュースがひっきりなしに伝えられている。

軽井沢に暮らそうと思い土地探しをしていたころは、
時折噴煙をあげる浅間山があまりにも身近な距離にあることを怖いと感じたものだ。
しかし、いつしかそんな浅間山に愛着を感じるようになっていった。
生きているのだから、いつかは噴火するのだろうな。
今回の噴火で、噴火がどのようなものか少しだけわかった気がした。

東京で働いていた頃の同僚の何人かから久々にメールが届いた。
噴火の心配とともに近況報告が綴られている。三十路ともなるとドラマティックな報告が多い!
再会が楽しみだ。


2004年9月2日木曜日

浅間山が噴火

今日から9月がスタート。
オリンピックも閉会し、選手が次々に凱旋帰国している。
むっとする暑さの午後、気も身体も引き締めて行こうとプールで1時間半ほどスイム。
夜8時ころ、リビングでひとり夕食を食べていると、ドシン!という爆発音がオフィスの地下のあたりからした。ものすごい縦揺れで建物の梁が一部折れたようにも感じる。地下で何かが爆発したのか?あるいは雷が落ちたのか。慌てふためいてオフィスを見回すと床に粉が吹いている箇所があり、火薬のような臭いも感じられた。暗がりの中、地下室へ向かう。ドアを開け、見回す。黒こげの光景を目にするのではないかという恐怖。しかし、何にも変化は見られない。近所の人達が慌てているようにも見えない。TVもラジオも電気もついている。あぁ、たった今何が起こったのだろう。
途方もない不安を抱いているとき旦那から電話があり、浅間山がたった今、噴火したことを知った。
爆音の原因がわかっただけで、私はほっと胸をなでおろした。

その夜のTVは、トップニュースで浅間山の噴火の様子が実況中継された。マグマが噴出する様子。群馬県では噴石と火山灰が舞っていた。幸い、南側の軽井沢は無害である。しかし、あの爆音と振動はなんだ。活火山とともに生きる町であることを再認識した。
両親、友人から励ましの電話が鳴り続けた。
今回の噴火レベルは5の中の3であった。今後、大噴火が起こらないことをただただ願う。
夜中までヘリが旋回していた。月明かりもあり眠れぬ夜となった。