2011年11月21日月曜日

冬の近づき

落ち葉の敷かれた小道を思う存分歩いたら、冬将軍が到来。朝晩はめっきり冷えるようになり、夕方は16:30から薪ストーブを焚きつける毎日だ。しかし、日を重ねるごとに寒さに順応してゆくこの身体が頼もしい。晴れた昼間はセーターを着ているのが辛いほどで、七分袖のカットソー一枚で過ごしてしまうこともある。

落ち葉の中からひょっこりと顔を出したのは、山栗の兄弟。今年の栗は甘く、幾度も食卓に上がった。手間はかかるがその分だけ味わいは贅沢なものとなり、堪能した。栗や胡桃といったナッツ、そして貝・甲殻類を本気で味わおうと思ったら、殻つきに限るのだ。

一年を通して、料理といえば”鋳鉄の鍋”にお世話になりっぱなしの我が家。だが、都会にいた頃は、その良さに気づくことはなかった。慌ただしい時間が、この素晴らしい鍋の欠点ばかりを浮き彫りにしてしまったのだと思う。その欠点とは、プレヒートに時間を要することと、重たいこと、熱が冷めにくいことである。それらは今となっては、すべてが魅力に変わっている。

手作りされた美味なるソーセージを最高の状態で味わうなら、やはり鋳鉄に勝るものはない。

ペンネアラビアータのようなパスタも、最後の一口までが熱々で美味しいのだ。

薪ストーブという優秀なコンロが、冬の間の食卓を一層豊かなものにしてくれる。

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