朝8時の気温、マイナス5℃。師走らしい冷え込みに、朝霧が凍りついたようだ。軽井沢で霧氷した眺めといえば、離山や矢ケ崎山などの山肌に。また、身近なところでは落葉松の天辺付近に見られることが多い。しかし、今朝は地面に近いススキまでもがしっかりと霧氷していたから驚いた。
霧氷は、その時の気温と空気中の水分の絶妙なバランスが創り出す、なんとも幻想的な現象だ。
今日も、庭の水辺鉢の水は一日を通して凍りついたままかもしれない。茶褐色の冬枯れした庭に、真っ白なノラ猫がやってきた。その色の対比は実に目立つ。彼女が水辺鉢の端に脚をかけたと思うと、次の瞬間にはそそくさとその場を立ち去ってしまったではないか。飲み水が見つからない時は野鳥も訪れない。静かで厳しい北の朝の始まりは、いつも彼らのような小動物が教えてくれる。
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