2013年2月2日土曜日

春の音が聴こえる

ひとつとして同じものがない、空の色あいにすっかり夢中な私。昨日の朝は深い青に月明かりが同居する、ファンタジックな眺めだった。

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このような青を目にすると、自然界に色を求めた古代の人々にとって、この色がいかに貴重だったかがわかる気がする。ラピスラズリの青だ。

今日もこれから、10℃近くまで気温が上がる予報。この二日間で庭一面を覆っていた根雪がぐぐっとしぼんで、一回り小さくなるようである。

この時期の軽井沢は、一般的にオフシーズンと言われている。そのため冬期休業している店も多く、大抵の駐車場はがらんとしたものだ。しかし、そんな駐車場がある日突然、メンテナンスを行う業者のワゴン車でいっぱいになったりする。春に向けて、みんな水面下で着々と準備を進めているのだ。

ここに暮らす私は、常々疑問に感じている。この地の冬は本当にオフシーズンか?と。そう定義づけてしまうには惜しいほど、標高1000mの高地の冬は美しく、見応えのある毎日だ。軽井沢の夏も暑くなり、ノースリーブが要るほどになってきたが、冬だけはあまり変わらない。私にとって冬は、野趣あふれるジビエや日本海から届く新鮮な魚介類を堪能する、とっておきの季節でもある。

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昨日までは、こうして明け方も薪をたーんとくべて午前中の寒さを凌いできたが(朝ごはんは、ストーブトップで煮込んだポトフ)、今朝は焚く必要のない暖かさ。春の柔らかな日差しが嬉しい。

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