2011年11月30日水曜日

ズワイガニのメスを食べる

今日の軽井沢は最高気温が14℃まで上がって、昼間は小春日和のようだった。浅間山も春霞のように輪郭がぼやけていたから、なおさらそう感じたのかもしれない。

ツルヤの鮮魚コーナーで、新潟産の”メガニ”と名のついた小ぶりな蟹を見つけた。近くにいた店員さんに「メガニとは何ですか?」と聞いてみると、ズワイガニの雌のことだという。それはつまり、香箱蟹なわけで...。

夕方から暖を取り始めた薪ストーブのテーブルトップで、さっそく蒸してみる。浅黒かった蟹の甲羅が鮮やかなオレンジ色に変わり、いい香りがしてきた。甲羅をパカリと開けると、中にはしっかりと卵があり横には味噌が見えた。小さいながらも濃厚な味である。加賀の寿司屋の旦那が言っていたことを思い出した。「どうして、ズワイは雄ばかりの値が跳ね上がるのかわからない。石川で蟹漁が解禁され11月に入ると、もう週単位で値が上がっていくんだ」と。対して、ズワイガニの雌である香箱蟹は市場価格がリーズナブルな上に、美味しいのだ。私は、小さくて食べずらくても、こちらが好みかな。

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