2011年12月22日木曜日

赤と緑

雲が多く、日差しに乏しい一日。14時近くになってようやく外が明るくなったが、室内はひんやりとしたもので、いつものように無暖房で過ごすというわけにはいかない。朝に焚きつけた薪ストーブの炎を、今日は絶やさない方が賢明だろう。

平日の日中は静かなこの町も、夜の帳が降りればクリスマスのイルミネーションがあちこちに灯され、その愛らしい光に心が浮き立つ。日本人のみんなが、みんなクリスチャンではないはず。しかし、クリスマスというイベントの華やいだ雰囲気を、この国の民は自然と享受する。それは考えてみれば、とても寛大で素敵なことだ。


我が家のリビングにも、普段はない”色と光を纏った”小物が加わり始めている。

冷え込みの厳しいこの時期に、あえてイルミネーションを観にいくなら、私は寒さ対策をしっかりとした上で消灯時刻の迫った頃を見計らって出掛けることだろう。人口の灯りが消えた瞬間に、主役は夜空にバトンタッチ!漆黒の闇に浮かび上がる(こんどは天然ものの)星々の煌めきをも堪能することができるからだ。昨夜、天窓から仰ぎ見た冬銀河も素晴らしかった。それもこれも、すべては寒さが織りなす美しさ。





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