大寒を過ぎると、急に晴天率が高まるような気がする。私にとってこの時期特有の"強い光"に会えることは、長い冬の間の密かな楽しみだ。
白い雪を"白銀"と呼びたくなるのも、きっとこの光のお陰。庭もその先の私道も、連日の雪で真新しくリセットされる。青空を映し込んだような青みがかった雪の表面には大小無数の影が走り、光と影のコントラストを眺めていると、時間の経つのを忘れてしまうことも。
今朝は、すっぽりと雪に覆われた庭に冬鳥のアトリを見つけた。意外なようだが、雪に包まれた暮らしは温かい。彼らは越冬するために、はるかシベリアから渡って来たのだ。水辺鉢もご覧の通りで、雪の中に隠れんぼ。ここに溜まった水は凍ったり融けたりを繰り返すが、確実に彼らの喉を潤してくれる。
0 件のコメント:
コメントを投稿