今朝も、まだ暗い朝の4時30分頃に自然と目覚め、 薪ストーブの前で一時間ほど過ごした。ブラインド越しに見るデッキには、今日も薄っすらと粉雪が舞い降りている。長野でも北部では一夜にして積雪40cmを超える大雪。しかし、ここ軽井沢ではそのような降り方は続かない。舐めたら粉砂糖のように甘いのではないか?そんな風に錯覚する、白くて軽い、そしてごく微量の雪である。
ベッドに戻ると、暖かさを取り戻した室内の快適さが深い眠りを約束する。果たしてこんなペースでこれから毎日を送ってよいものかと思うが、人生の中ではそうあるべき時間もあるのだろう。時には流れに逆らわずに身を任せることも大切。
軽井沢は山である。だから、この時期は朝といっても10時近くにならないと、その日に予想されていた天気にはなってくれない。晴れるらしいが本当かな?と一瞬疑いたくなる荒々しい雲が午前中を支配する。一見モノクロ写真に見えるが、これでもカラー。10時をまわって、ようやく雲の切れ間からベースの青空が見えるようになった。午後は見事な冬晴れになるだろう。
朝ごはんは、ストーブトップでじっくりと焼いた北海道の天然紅鮭を、炊きたてのご飯と共に。山漬けとあり、その意味がよくわからないのだが、信じられないような紅さと引き締まった身が印象的だ。それを取り巻く皮は見るからに硬そうで、養殖もののような柔らかさはない。真冬にはやはり、厳しい環境で育まれた中辛口くらいの、いつもより塩の効いた保存食が似合う。
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