2013年9月7日土曜日

花と蜂のいい関係

また、早朝の高峰高原へやってきた。お目当ては○○なのだが、これだけは内緒。日中の気温が20度を切るようになった軽井沢だが、更に1000mも標高の高い此処の、なんとひんやりとしたこと。薄手のフリースを着てちょうどいいくらいで、素足やサンダルの季節はさすがに終わったのだなと感じる。

もう山野草の見頃も過ぎただろう。そう思っていたのだが、行ってみて驚いた。マツムシソウもアサマフウロもまだまだ健在なのだ。今年はもう少しの間、高山植物が鑑賞できそう。しかし、この時期に咲く花は、モテモテだ。蜂や蝶がひっきりなしに立ち寄っている。

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天然の落葉松林の足下。グランドカヴァーは、強いものだけが生き残る厳しい世界だ。

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蜂たちのお陰で、今年もまた沢山の実が種ができていた。これこそが、連綿と繰り返される自然界の営み。山野草は数あれど、”同じ種類の花はどれも同じ”と、私たちは知らず知らずのうちに決めつけている気がする。しかし、きっと花も人と同じ。そこには様々な個性が存在していて、上手にバランスを取りながら毎日を生きているに違いない。

地面に種を落とし、枯れゆく植物の姿は終わりではなく、はじまり。来年の夏も、君たちの子が咲かせる花に会いにゆくよ。

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