
お盆休みと言えば、手ぶらで散歩に出たり、洗濯物を外へ出しっぱなしのまま出掛けるのが、常。ゲリラ豪雨や猛暑、酷暑は今に始まったことではないけれど、短い夏に許された気軽さが遠ざかってゆくことが寂しい。低気圧に敏感になった頭痛の回数もグッと増え、その日の体調までもが今では空模様に左右される。

一見、空き家になったかに見えた玄関のリースだったが、今日はそこから鳥の鳴き声が聞こえてきたから驚いた。見ればそこにはキビタキの雛が。その体は私の想像をはるかに超えて、黄色く縁取られた大きな嘴とまるで寝起きのようなボサボサのヘアスタイルを無視すれば、子供とは思えない姿。リースから身を乗り出して辺りをキョロキョロ。どうやら、母の姿を探しているようだ。キイキイとどんなに鳴いても母は来ない。これが自然界。これが、野鳥の子育てなのだった。
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