2012年1月15日日曜日

自宅でジビエ料理を味わう日々

ジビエが美味しい季節となった。昨日今日と、立て続けに日本のジビエを食べている。


昨日のお昼は、滋賀県長浜 ”一湖房”さんの鴨汁蕎麦。もともと鮎料理で有名になった店だが、網に鴨がかかることがあり、いつの間にか鴨料理も手掛けるようになったと聞く。つけ蕎麦感覚でいただく鴨汁は、昆布出汁と胸肉・切り落とし肉・つくね、ネギで作られたもので、良質で濃厚な鴨の旨味が素晴らしかった。さりげなく添えられた粉山椒が、祇園の”原了郭”さんのものだったりするから、さすがは名店の味である。ただ残念だったのは、蕎麦の質感が柔らかすぎて(京都はほとんどがこの感じ)には合わなかったこと。信州の蕎麦に多く見られるシャープな喉越しと蕎麦の濃い味わいが、やっぱり好みだ。

食べ終えて窓の外を見ると、なにやら怪しげな小動物を発見!よく見るとそれは、イノシシだった。こんな真っ昼間にアスファルトの上を堂々と歩くとは、なんともマイペースである。この時期に野生動物を目にするのは危険である。無性に、いや猛烈にジビエを食べたい衝動にかられてしまうから...。

そして今日の昼食は、中軽井沢にOPENしたテイクアウト専門の西洋惣菜屋 ”狸穴庵(まみあなあん)”。そのランチBOXを、散歩に出た旦那さんに初めてオーダーした。メイン1品+前菜2品をチョイスして、自家製パンorバターライスがつくランチは、店の味を一度試して欲しいという願いもあるのか?有難いほどリーズナブル。食べて見ると、肉料理を得意としていることがわかった。



店内のショーケースで”猪”の文字を見つけた旦那さんは、これはたまらない!と思ったのだろう。上田産の猪をたっぷりと使ったこの時期ならではのご馳走テリーヌを、内緒で買ってきてくれた。



皿に置いて、エキストラヴァージョンオリーブオイルを回しかけ、たっぷりと粒マスタードをつけて口に運ぶ。あぁ、なんとジューシーで深い味わいだろう。テリーヌは色々食べてきたけれど、これは間違いなくナンバーワン!中野市出身の梅澤シェフにはハンターの仲間も多いそうで、その恩恵を受けたこの店の存在が、暫く遠出ができない今の私には嬉しい。

お取り寄せやテイクアウトが充実している今の時代に有難さを感じる、今日このごろ。関西と信州で見つけた”すこぶる美味しい料理”に、いいお酒を合わせて楽しむ日々はいつ頃訪れるだろうか。その日を今から心待ちにしている。





 

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