出産は、まさに命懸けの仕事だった。母親の入院期間は出産日を含めて通常7日間と充分に見えた。しかしそれは、大仕事を終えたばかりの、おんぼろクタクタになった身体を静養する為だけにあてられた時間ではない。産み落とした瞬間に妊婦は”母”となり、母としての役目が課せられるのだ。身体も、妊娠期間中に体験したこと以上のスピードで変化を遂げてゆく。それはそれはドラマティックで、ついてゆくのが精一杯の毎日であった。
一日遅れで退院した我が子との暮らしが始まって、3日。今朝はじめて、空を仰ぎ見た。その日の天気さえ知る余裕もなく、時間だけが過ぎていったのだ。
空は青かった。もう既に立春を過ぎていることに改めて気づかされた。朝晩の寒さはマイナス2桁台と厳しいが、晴れた日中は眩しいほどの陽光に包まれ、暖房も要らない。春の訪れとともに生を受けたこの子とともに、私たち夫婦に新しい人生がはじまる。
レモンリーフ様
返信削除はじめまして。shizuと申します。
女性にしては硬質な凛とした文章に魅せられて、レモンリーフ様のブログを密かに楽しませて頂いていました。
ご出産、おめでとうございます。
ご家族が増え、ブログに新しい風が吹きこまれることでしょうね。
私自身は子育てはすでに卒業しましたが、軽井沢という素晴らしい環境の下でのお子様の成長を楽しみにしています。
shizu様
削除いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます!
私たちも子供の誕生で暮らしに新たな風が吹き込まれることを願ってやみません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。