2012年8月31日金曜日

嬉しいな、こんな贈り物

ショートトリップを楽しんできた弟夫婦が、久しぶりに我が家を訪れた。初対面だと人見知りをして泣き出し、みんなを驚かせてしまうことの多い我が子が、まったく泣かないどころか、むしろ安心して一緒に遊ぼうよと言っている。血族である前に、普段から子供に接する、美術教室の先生をしていることが大きいのだろう。

 

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お祝いにといただいたのは、なんと靴職人による皮のファーストシューズ!

歩き出すのはまだまだ先と思っていて何も用意していなかったこともあり、飛び上がって喜んでしまった。

 

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布団の上での寝返りがとても上手になって、思いのままに動いてゆけるようになってきたことを頼もしく、また、怖いなぁと感じ始めていた矢先のこと。昨夜の彼が向かった先は畳の上。そこで突然、ハイハイを成功させているではないか!最初は私を見つめながら後ろに進んでしまい、本人もあれれ、おかしいなという表情をして。しかし、次の瞬間にはしっかりと前へと前進。窓の先は、夏の名残りの緑。こんな瞬間に立ち会えるなんて、子供を育てるって本当に素晴らしいことですね。

 

 

2012年8月27日月曜日

桃とスイカと

今年は、桃とスイカをよく食べた夏だった。だった…と書くにはまだ少し早いかな?という気もするが、暑いのは真昼の数時間だけで、朝晩は20度を切る涼しさだ。朝起きると屋根やデッキが朝露に濡れていて、洗濯物を干すのはもう少し後にしようと躊躇う時も。

 

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桃は、ツルヤ契約農場から届く新顔が気に入り、こればかりを食べていた。ネクタリンと白桃の掛け合わせによって生まれたワッサーキングというもので、ネクタリンの歯ごたえとほのかな甘味、そして霜降り肉のような果肉が新鮮だった。プロシュートやナッツと合わせると、夏の朝食にぴったりの一皿に。

 

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そして、スイカは子供と絵本を開きながら。まるごと一個いただいて玄関ホールに転がっていたこともあったから、スイカはもともと丸い形だってこと、子供に伝わっていたら嬉しいな。

2012年8月22日水曜日

小さいけれど本格的

鬼おろしが大人のためなら、この小さなフードプロセッサーは子供のために。

 

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今日の離乳食は、野辺地山のカブを出汁で煮たもの。子供は、この味がとても気に入っている様子だ。調味料が使えない乳幼児は真にグルメ。いろいろな食材を食べさせた方がいいと多くの育児本には書かれているけれど、私は今が旬の食材だけでいい気がしている。

 

離乳食づくりを楽しみたくて買ったおもちゃのようなフードプロセッサーだけど、機能は本格的!旦那さんは再びテリーヌづくりのスイッチが入り、今日は朝食にホタテと青さのりのテリーヌが登場した。これは、ご飯との相性もよくてとても美味しい。

 

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2012年8月19日日曜日

道具 またひとつ

またひとつ、調理道具を増やしてしまった。大根や人参の持ち味を損ねない、荒削りの”鬼おろし”である。

大根おろしでさっぱりとステーキが食べたくなり使ってみると、あら不思議。ふわりとした大根おろしは風味がしっかりとしていて、とても美味しいのだ。今までの、水気はなんだったのだろう?という感じ。

 

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2012年8月15日水曜日

変化

暑さ寒さも彼岸までとは本当。8月も10日を過ぎれば、光に風に秋の気配が漂いはじめて。

 

 

ゴルフ用の大きな傘や洗濯物が、西日に照らされていてハッとした。それらの色が、たまたま白やグレーやシルバーばかりだったからではない。大きなものと小さなものが混在して、そうか家族が増えたのだと改めて感じ入ってしまったのだ。

 

 

 

2012年8月9日木曜日

大人の?BBQ

雨上がりの火曜日は、友人を招いてBBQを行った。ホームパーティはもう数え切れないほどしてきたが、 デッキを使うスタイルは今日で三回目、三度目のBBQだ。

 

一年目の夏は、軽井沢に別荘を持つ知人や、そこで一夏を過ごす子供連れの家族が飛び入り参加。小学生や離乳食を食べ始めたばかりの赤ちゃんもいて、子供がいる毎日って賑やかでなかなか楽しそうだなーなんて感じていたものだ。そして、昨年は再び大人だけのBBQに戻り今年は、自分が産み落とした幼子が加わったのだから、私としてはちょっと特別。軽井沢らしい夏日になることだけを祈りながら仕込みを終え、その日を迎えた。

 

肌寒いくらいの、秋の気配が漂う朝だった。山紫陽花は首を垂れ、代わりにギボウシの瑞々しい薄紫色が彩りを添えるエントランス。そして、道端に突如として現れた背の高い大輪の山百合が、人以上の存在感を発しながら、日を浴びていた。



今日だけは玄関ホールを開け放つとしよう。虫が入っても構わない。ドアの音はない方がいいから...。

 

 

顔ぶれが30代以上なら、それは量より質ではないだろうか。目指したのは、厳選した肉に地物の新鮮な野菜をたくさんという、シンプルだがこれ以上の贅沢はないBBQ。昨年から野菜作りを始めたご近所さんに駐車スペースを借りたいと申し出ると、ならば朝どれの野菜を届けるからと言う。なんとも嬉しい心遣いである。

 

 

信州和牛のサーロインは塊で買い、牛刀でスライス。炭火ではなく鋳鉄の鍋で焼いてクレソンとともに。

 



 

昨年好評だった桃のスペアリブ。今年はマンゴーで香りづけした後、オーヴンでじっくりとグリルして。

つまり、炭火は野菜とソーセージを焼くために熾し、肉はキッチンで調理するのがベストと三度目にして気がついたのだった。我が子はまだまだ母乳と少しの離乳食で、私たちが食べるのを終始指をくわえて眺めていたが、真の美味しさのわかる人に育てていけたらと思っている。

10年の歳月を経て、庭は想像以上に成熟した。 リビングから私道を行き交う人や車はよーく見えるのに、私道からこちらの様子は緑の中で透けて見えるくらいだ。人と植物、そして愛車とのいい関係が築けたのは、室内空間を削って広いデッキを設えたお陰でもある。