クリスマスを間近に控えたある日、新しい家族宛に教会から二通のハガキが届いた。その名を見て、郵便やさんもポストに入れる瞬間は、少し戸惑ったかもしれないね。
差出人は、私たちふたり。
そこに書かれた内容を理解するのは、ずっと先のことかもしれないけれど、声を出して読んでみた。夜空に浮かぶ月を指差して「あった、あったー!」と私に知らせる彼のことだ。もう、いろいろなことを理解し始めているような気もする。
ここにきて、リビングの様子もぐっと変わった。ジズー(という名の大きな犬のぬいぐるみ)も、ぐったり。四六時中動き回る赤ちゃんの体力には、さすがのオリンピック選手も勝てないというが、まさしくその通りだ。
しかし、一年前の今頃は大きなお腹を抱えて、期待と不安でいっぱいだったことを思うと、健やかに育っている。これ以上の幸せはない。
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