新しい年を、星のやで迎えた。自宅から僅か5分の距離にあるが、そこは別世界。大晦日の朝に降り積もった新鮮な雪が、谷の集落を白く染めていた。
雪景色は不思議だ。本来は寒いはずなのに、人の温もりがそこかしこに感じられる。夕暮れのはじまりとともに部屋を出て、集いの館と名付けられた建物へと向かった。入ってすぐ場所がラウンジになっていて、ライブラリーカフェになっている。星のやを訪れたのは今回が2度目だが、そのスケールの大きさといい、改めて真にラグジュアリーな空間だなと思った。
香り高いハーブティーを片手に、刻々と変化する空の色を眺めていたら、2012年に起こった様々な出来事が走馬灯のように思い出された。大変な日々だったにも関わらず、思い出したのは嬉しくて楽しかったことばかり。
夕食を終えて温かな建物から一歩外へ出ると、真冬の空気が辺り一面を包み込んでいた。夜空には星。いや、ただ一言で星というには惜しいほどの、無数の星が煌めいていた。軽井沢は、天に近い場所なのだ。
年末から年始にかけての星のやは、イヴェントが盛りだくさん。みんなでカウントダウンをしたら、鏡開き。翌朝は初湯や祝い膳からはじまって餅つきや茶屋遊び、書き初めと、日本らしい新年の過ごし方が楽しめる。これに付き合わされる乳児は、たまったものではないかもしれないが…。
さぁ、2013年はどんな一年になるだろう。忙しい中にも、確かな体験と成長が得られますように。日々精進して、暮らしを楽しんでゆきたいと思う。
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