朝から雲が広がって、蒸し暑いながらも幾分過ごし易くなった今日の軽井沢。昨夜は、ちょっとした夕立があり、庭の木々も建物もホッとした様子だ。
短い夏の間は花を買うことを止めて、庭から花材を調達。室内のいたるところに植物を生けて楽しんでいるが、室温が高くなると、やはり花瓶の中の水も濁り易くなるもの。水が濁れば当然植物の元気も損なわれ、わずか数日で無惨な姿に...。花もちを良くする薬品も市販されているが、私のおすすめは身近な”根の力”を借りること。庭の水辺鉢の水が透き通っているのは、”根のついたままの寄せ植え”を沈ませているからなのだ。
玄関を飾る鉢植えから、増えすぎたアイビーを間引いて、リビングの花生けのなかにそっと忍ばせてみる。アイビーは強い植物だ。すぐに白い根を何本も出してくる。
今日は、庭で目立ちはじめた水引の赤と、種になりつつある山紫陽花を生けてみた。さりげなく、いい仕事をするアイビーを絡ませて。お盆を過ぎて、例年ならグッと秋めいてくる軽井沢だが、今年はまだまだ瑞々しい緑が似合う。
0 件のコメント:
コメントを投稿