昨年に引き続き、星のや 軽井沢で新年を迎えた。集いの館 メインダイニング嘉助の特等席に腰掛け、日本の憧憬を丁寧に歌い上げたアカペラを間近に聴きながらという、贅沢なスタイルで...。
我が子は21時頃からベッドですやすやと眠ったまま。傍らには旦那さんが一緒に寝てくれている。当初は家族揃って”その時”を迎えようと思っていたのだが、こちらの都合で無理矢理寒い外へ連れ出すのは酷である。そんなわけで、私にサプライズが舞い降りたのだった。一年の締めくくりに、人々が同じ場所に集っているという不思議。老若男女関係なく、そこに知り合いがいるわけでもない。しかし、一緒にいると自然と一体感のようなものができてきて、なんとも心地よい空気が生まれてくる。あぁ、だから私たちも、また此処に来てしまったのだ。
おそらく、ただひとつとして同じものはないのだろう、星のやの年末年始。趣向を凝らした演出が嬉しかった。
小さな子供がいるというので、用意してくれたのだと思う。内湯に浮かべて楽しむ、さかなすくい。檜風呂に合わせて木製を選ぶところがいいな。
水辺に浮かぶ紅白の行灯が、艶やかな新年を感じさせて。年末年始は寒さも和らいで、例年より雪も少なく、一見冬の終わりのような眺めではあったけれど、足下が凍っておらず安全というのは、とても快適な滞在であった。
大人だけの暮らしでは、なかなか見えてこなかった一年という時間。だが、子供ができたお陰で、時間というものが鮮明に見えるようになってきた気がする。私自身も一日を大切に、丁寧に生きてゆきたいと思う。2014年もBone conduction life 軽井沢おいしい暮らしを、どうぞよろしくお願いいたします!
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