この春、旦那さんの両親が結婚50周年を迎えるのだという。そこで、正月の宴の席を借りて、ささやかな金婚式のお祝いを行った。
こども造形教室を開いている弟からは、夫婦の自画像を。金婚式にちなんで、キャンバスに金箔を敷き詰めてから描いたそうだ。
幼い頃から絵を描くことが好きで、東京芸大の油彩科にストレートで合格(受験者数2000人から、合格した60人のうち男性は彼ひとり)したその実力は、今なお健在!
近くのスタジオへ行き、親子三代揃って記念撮影。その後、ケーキに5と0のキャンドルを灯して、もう一度お祝いをした。
一口に50年と言っても、それはそれは毎日のお天気のように、様々な局面に遭遇したことと思う。そして何より、同じパートナーと半世紀ものあいだ生活を共にしてきたというだけで、凄みがある。私たち夫婦は、もうずいぶん長いこと一緒に暮らしている気がするけれど、まだ14年…。そう考えると、人生のパートナーとしては、まだまだひよっこ。始まったばかりなんですね。
定年後、父は庭師へ転向。
母は、趣味である木目込み人形づくりを、職人の域にまで到達させた。
二人とも、生まれ故郷の九州を後にした”努力のひと”であり、人生には無駄なことなど何もないことを教えてくれる存在。私たちも、これから11年後(今はとても想像できない未来だけど)の銀婚式を、子供と共に健やかに迎えられたら素敵。
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