今日は、この冬一番の冷え込みだったかもしれない。一昨日は春のような湿った雪が降り、粉砂糖と言うより、もっと硬いアイシングでデコレーションされたような木々が作り出す風景に、おとぎの国を見た。大人も子供も、厳しい寒さを忘れてその眺めにうっとりしたことと思う。
だが、寒波というのは、だいたいこのような暖気の後にやってくる。今朝はマイナス12℃、場所によっては15℃くらいまで冷え込んだと思われ、お昼を過ぎても氷点下のままだった。よく晴れているから、マイナス1、2℃なら問題はない。しかし、今日の場合は最高がマイナス5℃!である。ここまで冷え込む日は、そうそうない。いつもはスノーブーツを持ち出して「外へゆこうよ!」とせがむ子供が、不思議だ。家の中で静かにしている。
そんなわけで、今日は午前中いっぱい、温室のようなリビングからダイヤモンドダストの煌めきを眺めることができた。この時期の軽井沢の寒さは真に厳しいものがあるが、今日のような美に遭遇すると、自然の中で暮らしてゆくことの醍醐味を感じずにはいられない。もうすぐ、と言ってもこれからが長いのだが、本格的な寒さの峠は越す。
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