2014年2月3日月曜日

暖かな、節分

立春を明日に控えた今日2月3日は、節分。季節を分けるこの日が、いつしか大晦日のように感じられるようになった。昨日から軽井沢はぐんと気温が上がり、屋根からは雪が消え、窓からの眺めからも”白いもの”がもの凄いスピードで消えつつある。今日は、信じがたいことに最高気温が14℃まで上昇!霜柱で凸凹になった庭の地面は無惨なまでにぬかるみ、そこをスニーカーで駆け回ろうとする子供の手を、思わず引いている自分がいた。今夜から再び冷え込むという予報だが、もう冬は戻ってこないような気がする。

今シーズンほど、雪掻きの出番が少なかった冬はなかったかもしれない。肉体労働は少なかったが、そのぶん冷え込みは本格的だった。リビングから、何度もダイヤモンドダストの放つ神秘的な光を見つめてきたが、その煌めきに包まれる度に、都会から最も近い極寒の地に暮らすことの意義を感じていたように思う。厳しくも美しい冬の日々は、もうすぐ終わりを告げる。早く春にならないかなと思いつつ、後ろ髪を引かれるような…それは、雪が少なかった今シーズンだから感じる、冬に対する特別な思いかもしれない。

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写真は、1月31日。室内に運び入れた薪の中で越冬中の、クロスズメバチの女王だ。この後すぐに外へ戻したが、この暖かさでは眠りから覚めてしまったことだろう。

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