自宅から車を走らせて、約20分。以前から、果樹園の横に手書きの看板が立てかけられていることには気付いていた。しかし、まさか、これほど端正込めて栽培されているプルーンだったとは。一粒の大きさは10センチほどあり、皮は手でするりとむける。つまりは、最も美味しい完熟の状態しか売り出さない主義なのだ。黄金色の果肉を頬張ると、香り立つ甘みとほどよい酸味が口いっぱいに広がり、掌から瑞々しい果汁が滴り落ちる。あぁ、なんという幸せか。信州には、まだまだ私の知らない”美味しい”がある。
自宅から車を走らせて、約20分。以前から、果樹園の横に手書きの看板が立てかけられていることには気付いていた。しかし、まさか、これほど端正込めて栽培されているプルーンだったとは。一粒の大きさは10センチほどあり、皮は手でするりとむける。つまりは、最も美味しい完熟の状態しか売り出さない主義なのだ。黄金色の果肉を頬張ると、香り立つ甘みとほどよい酸味が口いっぱいに広がり、掌から瑞々しい果汁が滴り落ちる。あぁ、なんという幸せか。信州には、まだまだ私の知らない”美味しい”がある。

旦那さんが、栗のロールケーキを買ってきてくれた。なんでも最近、東京駅がますます面白くなってきたそうで、日本各地の”美味しい”が次々と現れる場所になっているという。私はというと、もう何ヶ月も東京に行っていない。35℃を超える猛暑が、子連れでの外出を遠ざけている一番の要因。だが、それ以上に子供はまだ赤ちゃんであり、私が与えた抗体の力が薄れてくる時期でもある。人混みや密室を避けたい気持ちが、自分の欲求をいとも容易に凌ぐ。やっぱり、母になることは凄いことだった。
今朝、軽井沢は15℃だった。それは、涼しいを通り越して”寒い”と感じる気温。庭ではレンゲショウマが満開に咲き、静かに風に揺れて。山紫陽花の葉は一日の気温差を察知したのか、モーヴに色づいていた。そろそろ、家々の煙突から薪の香りが漂いはじめる頃。高原の夏は短い。
ショートトリップを楽しんできた弟夫婦が、久しぶりに我が家を訪れた。初対面だと人見知りをして泣き出し、みんなを驚かせてしまうことの多い我が子が、まったく泣かないどころか、むしろ安心して一緒に遊ぼうよと言っている。血族である前に、普段から子供に接する、美術教室の先生をしていることが大きいのだろう。
お祝いにといただいたのは、なんと靴職人による皮のファーストシューズ!
歩き出すのはまだまだ先と思っていて何も用意していなかったこともあり、飛び上がって喜んでしまった。

布団の上での寝返りがとても上手になって、思いのままに動いてゆけるようになってきたことを頼もしく、また、怖いなぁと感じ始めていた矢先のこと。昨夜の彼が向かった先は畳の上。そこで突然、ハイハイを成功させているではないか!最初は私を見つめながら後ろに進んでしまい、本人もあれれ、おかしいなという表情をして。しかし、次の瞬間にはしっかりと前へと前進。窓の先は、夏の名残りの緑。こんな瞬間に立ち会えるなんて、子供を育てるって本当に素晴らしいことですね。
今年は、桃とスイカをよく食べた夏だった。だった…と書くにはまだ少し早いかな?という気もするが、暑いのは真昼の数時間だけで、朝晩は20度を切る涼しさだ。朝起きると屋根やデッキが朝露に濡れていて、洗濯物を干すのはもう少し後にしようと躊躇う時も。
桃は、ツルヤ契約農場から届く新顔が気に入り、こればかりを食べていた。ネクタリンと白桃の掛け合わせによって生まれたワッサーキングというもので、ネクタリンの歯ごたえとほのかな甘味、そして霜降り肉のような果肉が新鮮だった。プロシュートやナッツと合わせると、夏の朝食にぴったりの一皿に。

そして、スイカは子供と絵本を開きながら。まるごと一個いただいて玄関ホールに転がっていたこともあったから、スイカはもともと丸い形だってこと、子供に伝わっていたら嬉しいな。
鬼おろしが大人のためなら、この小さなフードプロセッサーは子供のために。

今日の離乳食は、野辺地山のカブを出汁で煮たもの。子供は、この味がとても気に入っている様子だ。調味料が使えない乳幼児は真にグルメ。いろいろな食材を食べさせた方がいいと多くの育児本には書かれているけれど、私は今が旬の食材だけでいい気がしている。
離乳食づくりを楽しみたくて買ったおもちゃのようなフードプロセッサーだけど、機能は本格的!旦那さんは再びテリーヌづくりのスイッチが入り、今日は朝食にホタテと青さのりのテリーヌが登場した。これは、ご飯との相性もよくてとても美味しい。
またひとつ、調理道具を増やしてしまった。大根や人参の持ち味を損ねない、荒削りの”鬼おろし”である。
大根おろしでさっぱりとステーキが食べたくなり使ってみると、あら不思議。ふわりとした大根おろしは風味がしっかりとしていて、とても美味しいのだ。今までの、水気はなんだったのだろう?という感じ。