水辺鉢の周囲はいい感じで苔がついてきたので、そこまでのアプローチを整備したかったようだ。これで苔も守れるし、足元が汚れる時期も安心だね。
クロモジもこんなに葉を広げて、いよいよ清々しい初夏のはじまり。
今日は朝から雨模様だが、先週は春の訪れとともにいきなり夏日までやってきて、びっくり!半袖でも快適に過ごせたから、気温は軽く20℃を超えていたと思う。少し歩くと脇の下にじんわりと汗が...。だが、流れる風は高地のもので、清々しい。
今年のGWは、カタクリ、辛夷や梅にツツジに桜と、春爛漫の風景が楽しめる軽井沢。もちろん、そうした花だけでなく、北の春を告げる主役はなんといっても"木々の芽吹き"だ。地面に、苔に、木々の枝先に、はじめは微かに感じられた柔らかな緑が、日増しに濃く次第に目に見てはっきりとしてくるのがわかる。それはそれはドラマティックな一週間なのだ。
劇的な変化と言えば、産まれたばかりの子供もそう。小さな頭を毎日一生懸命に使って、ひとの表情や声を身につけようと奮闘している。その姿は、長く厳しい冬の後に落葉樹の芽吹きに立ち合う、唯一無二の感動に似ていた。
子供を抱いて散歩に出る。そこで出合ったのは、この辺りに多いエンレイソウ。その先には軽井沢らしくクリスマスの名残りが...。数週間前まで地面が雪に埋れていたのが嘘のような陽気だけど、やっぱり春は訪れたばかりの初々しさ。
キッチンで洗い物をしながら、ふと窓の外に目を向けると、お隣さんの庭に梅の花を見つけた。 ここでは、ゴールデンウイークを直前にして、ようやく春の花たちが咲き始める。
桜だって、もちろんまだだ。しかし、先日のような20℃近い暖かさが続けば、瞬く間に開花は進む。
午後のひととき。母乳育児中といえども、たまにはこれくらいのご褒美もいいだろう。和菓子は季節を先どりしているから好きだ。
ほとんどの時間を家の中で過ごした私にとって、今年の春は唐突にやってきた。ブラインド越しの庭の様子が見たくてうずうずし始めた頃には、既にあちこちでフキノトウの花が咲き乱れていたし、クリスマスローズのこともすっかり忘れている。こんなことは初めてだ。子供の深い寝息を確認した後、春の訪れをこれ以上見逃すまいと雨上がりのデッキに出た。
木々の冬芽が少しずつ膨らみ始めていた。そして、葉よりも先に花を咲かせる山の低木 ダンコウバイが雨の雫を纏って夕日に輝いていた。
黄色は春のいろ。春はいつも、どんな時でも素敵な季節だと思った。
私が育児のため、人手不足に陥った今シーズンの薪づくり。旦那さんがSOSを出すと、友人たちが遠方から薪割りのために駆けつけてくれるという。なんともありがたい話である。
子供が深い眠りについた夜中から、私はストーブトップで料理を作り始めた。辛さを抑えたグリーンカレーと、鳥肉のトマト&オリーブ煮込みに、マリネを二種である。
そうして迎えた土曜日は、朝からあいにくの雨。ホームパーティで終わってもよいと思っていたが、薪割りをただの一度もしたことがない友人たちは、やる気満々。バッグの中にレインコートを忍ばせていたから驚いた。ならば、せっかくなのでやってみようか!試しにタープを張ったところ雨を凌げて、チェーンソーと薪割りの両方を体験してもらうことができた。斧を振り上げることも、チェーンソーを回すことも、普通に考えたら非日常。無心になれることって、そうそうない。
リビングですっかり寛いでいるのは、友人の連れてきた愛犬 リラク。つぶらな瞳がいいね。
一人を残してみんなが帰った翌日は、ゴールデンウィーク頃の爽やかな陽気に。最近、マクロビオティックに目覚めたという彼女は初めての薪割り。しかし、大学時代からダンスで鍛えたしなやかな身体だ。何回か手ほどきをしただけで、薪割りをすぐに自分のものにしてしまった。
こんな日は、デッキで食事が最高のご馳走。私も子供を抱いて外へ出た。肉体労働をしていたら少し肌寒いくらいの気温が心地よいものだが、子供にはまだ寒い。スキーのインナーにしてきたパタゴニアのR1ジャケットが、おくるみの代わり。私たちが待ち焦がれてきた春の息吹を、その肌に感じて欲しい。